1.ヒルトングランドバケーションズの説明会参加のきっかけ
利用した空港でヒルトングランドバケーションズの特設ブースでスクラッチくじをやっており、説明会の参加特典として「ハワイ(オアフ・ハワイ島のヒルトンの宿泊が3日間無料になる」ということを勧誘していました。
以前、ハワイに旅行中にもその他のタイムシェアの説明会に参加した経験もあり、宿泊券欲しさと久しぶりに説明を聞いてみて制度を理解しておこうという興味本位で参加してみました。
今後参加される方の参考になればと思い、体験記として紹介します。
2.ヒルトンタイムシェアとは?
タイムシェアとは、1年を52週に分け、部屋の所有権を1週間単位で購入するシステムです。
購入した権利は毎年1週間そこに宿泊するポイントが付与されます。
この付与されたポイントは所有している部屋以外でも使用することができ、世界9,000箇所以上の直営および提携施設を利用できます。
ハワイをはじめ世界各国の人気のリゾート・観光地で、一般的なホテルのスイールームにあたるような部屋に泊まることができますので、優雅な旅を楽しむことができます。
3.タイムシェア説明会当日までの流れ
空港で説明会の参加予約(住所、電話番号、メールアドレス等を記載)を行い、紹介状を受け取った後、キャンセルする人が多いのか、説明会の日程が近づくと、メールと電話で説明会参加の意思確認がありました。
その他は特に手続き等は不要でした。
なお、参加特典を受け取るためには、次の要件を満たす必要があるとのことです。
☑年齢20歳以上
☑年収750万円以上(夫婦合算)
☑既婚の場合、夫婦で説明会に参加
☑約90分の説明会に参加等
4.タイムシェア説明会当日の説明の流れ
会場は豪華で景色が良い環境で、個別ブースが十数部屋はありました。
ただ、説明会といっても説明していただく方は販売員の方が一名で、パンフレットやディスプレイの映像を利用しながら、タイムシェアの概要やヒルトンのリゾート施設の紹介、購入できる部屋の間取り等の説明を1時間程度で受けました。
その後、「さらに説明を聞きますか?」という確認があり、マネージャーと呼ばれる人に説明を交代しました。
そして、価格等の具体的な提示はこのマネージャーと呼ばれる方から説明を受けました。
説明は終始次のような観点でした。
☑「無理な勧誘はしない。コンプライアンスを遵守している。」
☑「豊かな生活の実現を後押ししたいというスタンス」
☑「通常の旅とタイムシェアを利用した時の費用や部屋の広さの比較」
☑「スタッフの方もタイムシェアをしておりその経験談」
☑「購入者が満足をしている声(当然ネガティブな声は紹介しません)」
☑「有名人に購入者が多い(実際に名前も言っていました。)」
☑「富裕層の購入者の豪快なエピソード(ブラックカードで●億円のタイムシェアを一括購入」
5.ヒルトンタイムシェア物件価格
毎年宿泊のポイントが付与されるプランと隔年で付与されるプランに加え、ハイシーズンに対応しているかどうかのプラチナ、ゴールドシーズンというプランの提示がありました。
今回説明を受けたザ・グランド・アイランダーは高級タワーという位置づけで毎年ポイントが付与され、部屋タイプがプラチナ、1LDK、パーシャルオーシャンビューで80,000ドルを超える金額の提示でした。
この金額に毎年1,600ドルほどの年間管理費が必要となります。
もう一つ、ホクラニ・ワイキキが中古で紹介されましたが、20,000ドルを超えており、年間の管理費は共益費、固定資産税、保険、光熱費、家具、修理積立金、クラブ年会費、消費税等が含まれているとのことでした。
6.ヒルトングランドバケーションズの説明会の感想
結果として私は、価格そのものが高い、年間管理費は今後どんどん上がるという個人的な考えを持っている、旅行スタイルを現時点で決定しなければ損になること等を理由に購入を見送りました。
ただ、購入を見送ることを伝えたときにもスタッフの方は嫌な雰囲気は出さず、特に理由も詳しく聞かれなかったため、ほっとしました。
一方で投資への気持ちを高めるためだと思いますが、説明の節々に説明者の自慢話、お金に関する豪快な話、有名人に関する話がちりばめられており、少し残念でした。
なお、私は購入を見送りましたが、「お金に余裕のある方」、「年に確実に1週間以上(年間トータル)旅行に行く方」、「ハワイに別荘を持ったという意識、優越感を得たい方」、「様々な国に旅行したい方」、「何よりヒルトンが好きな方」は、購入を検討しても良いと思います。
参加される方は、純粋にタイムシェアに興味がある方も無料宿泊券目当ての方も、投資は自己責任ということは忘れず、冷静に自分に必要かという観点で購入の判断をしてください。