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マンションでの生活トラブル1位 生活騒音の対策と解決方法

騒音トラブルで悩みを抱えていることを想定させる画像
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マンション生活を送る上で、多くの人が悩みを抱えているのが騒音トラブルです。

今回は騒音トラブルの対策と解決方法をお伝えします。

 

こんな方におすすめ

  • マンションにお住まいで上階や近隣の生活音で悩んでいる方
  • マンション管理組合理事長・役員

 

 

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1.マンションでのトラブル1位は生活騒音

ご自身でなくても、マンションで上階からの生活騒音で悩んでいるとの話を聞いたことはあるのではないでしょうか。

 

実際に国土交通省が概ね5年毎に実施するマンション総合調査の結果(2018年:平成30年)で、「居住者間の行為、マナー」におけるトップは「生活音」でした。

 

マンション総合調査の結果

 「居住者間の行為、マナー」※重複回答有

1位:「生活音」38%

2位:「違法駐車」19%

3位:「ペット飼育」18%

 

 

2.騒音トラブルはどのような音が原因となるのか?

騒音トラブルではどのような音に悩まされている人がいるのでしょうか。

実際には次のような生活音で悩んでいる方が多くいます。

 

騒音と感じられトラブルになってしまう赤ちゃんの足音

 

トラブルになりやすい生活音

  • 子ども関係(泣き声、足音、騒がしい声、親がしかる声)
  • テレビ、音楽(音楽を聞く、ピアノやギターを演奏する)
  • 扉を閉める音
  • ペットの鳴き声
  • 目覚まし時計の音
  • 洗濯機、掃除機の音
  • 床面に置いた携帯のバイブによる振動音
  • シャワーや排水音(これを言われると辛い)

 

大きさ、頻度、時間によっては、騒音として悩むことは共感できるケースは多いです。

 

しかし、音の感じ方はひとそれぞれで、度が過ぎた場合は、上階の居住者が何時に帰ってきて、どの部屋を移動しているといった生活パターンを認識していることや、実際は上階でないにも関わらず、一方的に上階からの騒音と思い込んで悩んでいる人もいます。

 

実際立ち会ったわけではありませんが、ここまでくるともはや自分の部屋ではテレビ等はつけず、上階の音を聞くために生活しているような精神状態になっていると思うような事例を聞くことがあります。

 

 

3.音の種類を理解することで騒音トラブルの背景を知る

音は伝わり方によって種類があります。

 

音の種類

☑空気伝播音

 話し声、テレビや音楽の音で、空気を伝わり聞こえる音

☑固体伝播音

 扉を閉める音や足音など、床や壁から直接伝わる音

 

さらに固体伝播音には「軽量衝撃音」と「重量衝撃音」の2種類があります。

 

ココがポイント

☑軽量衝撃音

スプーンを落としたときの「コーン」という音やスリッパで「パタパタ」と歩いたときのような比較的軽くて高い音

☑重量衝撃音

床を飛び跳ねたときのような「ドスン」と響く、重い音

※トラブルになりやすいのはこちらの音が多い。

 

 

4.マンションの上階から騒音が…相談先とその順序は?

あなたがもし上階からの騒音で悩んだときにはどのように解決するでしょうか。

本質は音を出した方(加害者)、うるさいと感じている方(被害者)という関係ですので、被害者が上階の居住者に話をする必要があります。

 

しかし、知らない人と話す抵抗感や心理的に注意しにくいという悩みは多くの人が抱えると思います。

そのため、まずは管理組合、管理会社に相談することをオススメします。

 

ただし、管理組合や管理会社は騒音で悩んでいるあなたのためにとることができる対策はある程度限られます。

理屈で言えば、管理組合も管理会社も騒音トラブルには関係の無い第三者です。

 

そのことに苛立ちを思えるかもしれませんが、それは筋違いということを認識しないとよりストレスが溜まるだけです。

まずはステップを着実に踏んで対応していきましょう。

 

相談のステップ

  • 管理組合・管理会社に相談
  • 当事者間で話し合い
  • 弁護士に相談 ※警察は民事不介入の原則から相談先としては筋違い。

 

 

5.騒音トラブルの解決のためにマンション管理組合、管理会社ができること

あなたさえよければ、管理組合、管理会社に相談するよりも先に、上階を訪問することはできますが、まずは管理組合、管理会社に相談しましょう。

 

ただ、相談したときに、とってもらえる対策は、注意喚起の掲示や配付をする程度です。

文面には「●時頃に発生する~のような音で悩んでいる方がいます。音は想像以上に響きます。ご配慮願います。」という趣旨の内容を記載します。

 

この場合、書面の差出人を管理組合や管理会社とすることで、申し出ている人が誰かが特定されないというメリットはありますが、そもそも自分事として考えてもらえず、効果が無い場合もあります。

 

音は想像以上に響きますので悪気なく出してしまっている人もいますが、残念ながら騒音を出すような方は配慮ができない人で、配付書面を気にしない方が多いのが実情です。

 

なお、管理組合としては、専有部でリフォームを行う時には、床材として使用することができるものを規制して、騒音トラブルの防止に努めていることが一般的です。

 

床材の基準 ΔL(デルタエル)等級

  • 床材単体が床衝撃音をどれだけ抑えられるかという低減性能を表すものです。

 

 

6.騒音トラブルの解決のために、個人(騒音被害者)でやること、できること

騒音が聞こえたときの日付、時間、どんな音がしたのかという記録をつけましょう。

 

上階の方(加害者)と話をするときのポイント

上階(騒音の発生元)と考えられる住戸に、「●時頃に発生するこんな音で悩んでいます。お宅もお困りでないですか?」と上階を疑っているという姿勢ではなく、「同じ悩みを抱えていませんか?」という姿勢で相談をするように話しかけます。

 

ここで上階の方が気付かず音を出していた場合は、ある程度配慮していただけることになるでしょう。

 

ココに注意

重要なのは「あなたを責めています。」という気持ちが伝わらないようにすることです。

 

ここの伝え方を間違えると、残念ながら大きなトラブルに発展します、言葉、態度には細心の注意を払う必要があります。

 

 

7.騒音トラブルを解決するための最終手段…弁護士に相談

同じマンションに住む者同士として、お勧めはできませんが、誰が音を出しているのかが特定(思い込みには要注意)できており、何度お願いをしても改善が見込めない場合の最終手段として、弁護士に相談するという方法もあります。

 

ココがポイント

注意しなければならないのは、騒音の場合、「受忍限度」を超えるかどうかがポイントとなります。

 

受忍限度とは?

受忍限度とは一般的に「社会通念上、生活を営む上で、我慢するべき限度」のことです。

要するに受忍限度を超えていない騒音に関しては我慢しなくてはならないということです。この限度内では損害賠償や差し止めの請求が成立しないとされるため、訴訟などにおいて争点となります。

 

 

8.あなたが感じる騒音が受忍限度を超えているかどうかの判断基準

音に対する感覚は人それぞれで、あなたがどれだけ上階からの騒音で悩んでも、客観性がなければ被害が認められません。

そのための対策としては騒音計を使用し、騒音(㏈:デシベル)を測定し、客観性を持った音の大きさを証明することが必要です。

各行政地区によっては条例で基準を定めている場合がありますので、一つの客観的な指標となります。

 

なお、マンションの生活音のトラブルでは多くの判例があります。

それらの内容を総合すると、受忍限度を超えているかを判断する時には次の観点が重要となります

 

受忍限度を超えているかを判断する観点

・騒音計の数値

・騒音が発生する時間帯・長さ・頻度

・被害者の健康被害の有無

・加害者が騒音の指摘を受けてからのどのような対応をしたか

 

横浜市では騒音の規制基準があり、用途地域と時間別によって基準値が定められています。

横浜市の騒音規制基準

 

大阪府では条例による基準値は無いようですが、条例では次のような定めがあります。

府民は、日常生活に伴って発生する騒音により周辺の生活環境を損なうことのないよう配慮しなければならない。(大阪府生活環境の保全等に関する条例第102条)

 

 

9.騒音トラブルの本質は良好な関係作りで個人の努力も必要

騒音で悩まない予防策として、日頃からマンション内で人間関係を構築することが重要です。

 

例えば、仲の良い友達夫婦が上階に住んでおり子供の走り回る音が聞こえても、騒音とは思わず、「Aちゃんは元気がいいね。」と感じまんせんか?

 

仲の良い家族の赤ちゃんであれば騒音と感じにくい

 

このように、日頃から近隣と人間関係を構築することで音の感じ方は大きく変わりますので、良好な生活環境のためにはコミュニティ形成が重要となります。

日頃からマンション内ですれ違う人には明るく挨拶をしてみてください。

 

また、あなたが騒音の被害者になってしまうことがありますが、逆に加害者(騒音を出す側)になってしまっている可能性があることを忘れてはいけません。

そのためには、日頃から生活音に対して対策をしておくことが大切です。

 

加害者(騒音を出す側)にならないために個人ができる対策

  • テレビや音楽機器は壁から離して設置する
  • 足音の対策には防音マットやカーペットを敷く
  • 家事は実施する時間に配慮する

    早朝、深夜は周囲も静かなため特に音が聞こえやすくなります。

    朝6時から掃除機をかける、深夜2時に洗濯機を回すといったことは控えましょう。

  • 洗濯機には振動や消音のためのゴムを設置する。
  • 掃除機の先を壁にドンドン当てない

    時間帯に配慮することができない場合はワイパー等で代用する。

  • ピアノやギター等の楽器演奏は十分な対策をする

    外壁・廊下や隣住戸に隣接する部屋での演奏を避ける。ヘッドホンをつけて演奏できる電子楽器を使用する。ピアノ等は壁から話して設置する。部屋を防音室にリフォームする。

  • ペットはしつけや散歩しっかりさせる

     ストレスを解消させ、遠吠えをしないようにする。

  • ドアクローザーを調整し扉がゆっくり閉まるようにする・引き戸にはクッション材を挟む

 

床に緩衝剤を敷くことで騒音トラブルを減らすことができる

 

まとめ マンションの生活騒音トラブルの対策と解決策

マンションのような共同生活の場では、被害者になる一方で加害者になる可能性もあります。

 

自分自身が生活音に配慮することが、快適なマンション生活の第一歩です。

また、音は気になりだすと、ドツボにはまってしまいます。

一つの音に集中するとその他の音が気にならないという経験をしたことはありませんか?

 

近隣からの音に対して意識を反らすことができるように、ヒーリングミュージックを流すといったことも自己防衛の一つの方法かもしれません。

もちろんそのときには良識ある音量で聞くようにしてください。

 

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